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賃貸管理における騒音問題!責任の所在や対処手順は?

カテゴリ:軽井沢商事日記

賃貸管理における騒音問題!責任の所在や対処手順は?


今回は、賃貸管理を検討している方にむけた賃貸物件での

騒音問題の責任についてご紹介します。


管理している賃貸物件で騒音トラブルがあった場合の責任の所在はどこにあるのか?


騒音トラブルが起こってしまった場合の対処手順はどうするべきなのか?


賃貸管理者が気になるポイントを解説します。



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賃貸管理で知りたい!騒音問題の責任の所在と告知義務


自分が管理している賃貸物件で騒音トラブルが起こった場合の責任の所在は、

原則として管理者(大家)にあります。


しかも、管理者には「騒音問題の告知義務」もあるのです。


賃貸管理者は、以下の瑕疵(かし)※ があった場合に

入居者に対し告知義務が発生します。



物理的な瑕疵
心理的な瑕疵
環境的な瑕疵


※瑕疵(かし)とは、「きず」を意味する言葉であり、主にビジネスシーン

などにおいて不具合・欠陥・欠点・失敗などを指す意味で用いられる表現。


騒音はこの中で「環境的な瑕疵」に該当します。


騒音の感じ方は人それぞれなので

「音がするなら何でもかんでも告知が必要」というわけではありません。


しかし管理者自身が「これは騒音だ」と認識できるレベルの騒音や、

騒音に対する苦情が3回以上寄せられた場合は

「告知義務がある」と思ってほぼ間違いありません。


告知義務を守らず、その後の責任も放棄した場合、

被害者の入居者から慰謝料や損害賠償を請求され、その支払いの可能性

も高くなりますので絶対に責任放棄はしないようにしましょう。


賃貸管理で役立つ!騒音への対処方法とその手順


賃貸管理をする方にとって大きな困りごとのひとつとなる騒音問題。


そんな騒音問題が起こってしまったら、以下のような手順で対処しましょう。



1.まずは入居者全員に、騒音に対する注意喚起の張り紙や手紙を出して周知させる

問題となっている騒音の特徴や頻度、発生する時間帯などをわかりやすく記載し、

騒音を出している入居者が「これは自分のことかも」

と察知できる内容にするのがポイントです。



2.注意喚起で改善されない場合は、騒音を出している入居者に直接連絡しヒアリングする

ただし「騒音被害を訴えている入居者が単に神経質すぎるだけ」

というケースもあるので、高圧的な態度をとるのではなく

「このような音が気になるという連絡を受けているが心当たりはないか」

というような感じでヒアリングすることも重要です。



3.騒音を出している入居者に明らかに問題があり、注意喚起しても受忍限度を超える

ような騒音を出し続けている場合は「用法遵守義務違反」として賃貸契約の解除を求める



まとめ


今回は、賃貸管理者の困りごとのひとつである

「騒音問題」について、その責任の所在や告知義務、

騒音トラブルが起こった時の対処手順などを解説しました。


騒音に関する管理者の責任は大きいですが、

適切に対処してトラブルを最小限に抑えましょう。



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