バリューアップ工事は、賃貸物件を管理するなかでしばしばおこなわれています。
賃貸物件の収益性にも影響し、以前よりも多くの家賃収入をもたらすことが
あるので、物件を運用する際の基本としてぜひ押さえておくと良いでしょう。
今回は、賃貸物件のオーナーに向け、バリューアップ工事
の基本や例についてご紹介します (^^)
バリューアップ工事とは?賃貸管理に関する基礎知識
バリューアップ工事とは、賃貸物件の価値や
人気を高めるためにおこなう工事のことです。
原状回復工事とは違い、入居者の入れ替わりにあたって無理にする必要はありません。
するかどうかはオーナーが自由に決められるものの、
今後のことを考えて実施されることも少なくありません。
バリューアップ工事にかかる費用はケースバイケースであり、
リニューアルの方向性や内容によって変わります。
資金がどれほど必要かは気になるところですが、
バリューアップ工事では費用対効果も重要です。
巨額の資金を投じて根本的に建物をリニューアルしても良いものの、
費用対効果がいまひとつでは投資を回収しきれないリスクもあります。
費用の安いわずかな工事で賃貸物件の収益性が高まることも珍しくないので、
費用対効果を意識しながらリニューアルの案を考えてみると良いでしょう。
賃貸管理に役立つバリューアップ工事の例
バリューアップ工事の例には、まずバリアフリー化が挙げられます。
建物と公道の間や共用エントランスと1階廊下の間にある
階段にスロープを新設するのが、ひとつの方法です。
ほかにも、段差がある場所には手すりをつける、
共用エントランスのドアを自動式に替えるなども
バリアフリー化の方法に挙げられます。
バリアフリー化を実施すると、ご高齢の方が以前よりも暮らしやすくなり、
空室率の低下や居住期間の延長などが期待できるのです。
バリューアップ工事のなかでも費用対効果に優れた例としては、
壁紙の変更が挙げられます。
これまでは白い壁紙のみとしていたところ、特定の位置の壁紙を
青や赤などにし、部屋全体を以前よりオシャレに見せるのです。
内装の印象が変わるだけでも入居希望者からの感触が良くなり、
空室率を下げられることがあります ♪
居室ではなくキッチンや洗面所の壁紙を部分的に替えるのもひとつの方法です。
いずれにしても壁紙を一部替えるのみなら施工費も安く、費用対効果が優れています。
バリューアップ工事をする際には、以上のような例もぜひ参考にしてください。