引っ越しの際、意外とトラブルになり易いのが、退去時の手続きです。
解約時の家賃の支払い方法や原状回復など、物件によって条件が異なるため、
事前に契約書などを確認する必要があります。
今回は、退去時のトラブルを防ぐためのポイントについて解説いたします ☆
退去時のトラブルを防ぐ方法 賃料について
まずは、家賃の支払いに関してです。
ポイントは、今お住まいの物件が「日割り」「月割り」「半月割り」
のどちらなのか、把握することが重要です。
それぞれの支払い方法の違いは以下の通りです。
●日割りの場合:3月14日に退去なら、3月1日~14日分の家賃を支払う
●月割の場合:3月14日に退去なら、3月1日~31日分の家賃を支払う
●半月割りの場合:3月14日に退去なら3月15日までの家賃の支払いでOK。3月16日退去の場合は3月1日~3月31日分の家賃を支払う
こうして見ると、日割り・月割り・半月割りで
こんなにも家賃の支払い額が変わることがお解りいただけるでしょう。
また、契約期間を満了するまでに退去する場合は
解約違約金が発生することもありますので、その点もしっかりご確認下さい。
退去時のトラブルを防ぐ方法 引き渡しについて
解約の手続きを終えたら、退去の立会いを行います。
賃貸物件は、荷物を全て搬出して部屋を明け渡す際、
管理会社が室内をチェック後に鍵を返却します。
この時大切なことは、入居前からあった傷や不具合と、ご自身が入居中に
付けてしまった傷や壊してしまった箇所をきちんと申告することです。
これをするかしないかで原状回復費も変わりますので、忘れないようにしたいですね。
退去時のトラブルを防ぐ方法 入居前の契約について
実は、入居前のお部屋をチェックすることで、
退去時のトラブルを防ぐこともできます。
賃貸物件を退去する際は、入居前の状態に戻すために原状回復が必要ですが、
稀に入居前からあったけれど管理会社が把握していない
傷や汚れの修繕費を要求されることがあります。
そうしたトラブルを避けるためにも、契約したら荷物を搬入する前に、
隅々まで写真を撮ることをおすすめします。
写真に残すことは、言葉だけで説明するよりも確かな証拠となります。
また、可能であれば日付入りで写真を残すと、より確実性が高まりますよ。
また、写真を撮ることは証拠を押さえるだけでなく、
破損部分を事前に見つけることで、入居日までに修理を依頼することもできます。
新生活をきれいな部屋で送る為にも、
汚れなどを契約前にチェックすることが大切です。