賃貸物件を所有しているけれども、なかなか空室が埋まらずに
困っているオーナーの方も多いのではないでしょうか。
そんなオーナーのみなさまにおすすめなのが、
近年空室対策に効果的と言われている「フリーレント」の導入です。
今回はフリーレントとはどんなシステムなのか、メリットデメリットも含めて解説します。
空室対策にフリーレントが効果的な理由とは
フリーレントとは、新しい入居者が新生活をスタートするときに、
一定期間の家賃を無料にするシステムです。
たとえば「フリーレント2カ月」の場合には、
入居から2カ月間は、入居者は家賃を払う必要がありません。
空室が埋まらない理由のひとつに、新しく部屋を借りるときには
敷金や礼金など数十万円の資金が必要であることが挙げられます。
フリーレントは入居者の負担感を軽くして、入居を促すことを目的としたシステムです。
空室対策に悩んでいるときに、オーナーの決断ひとつで
気軽に導入できるため、取り入れる方が増えています。
空室対策に効果的なフリーレントのメリットデメリットとは
次に空室対策に効果的なフリーレントのメリットデメリットには、
どのようなものがあるのかを確認しておきましょう。
まずフリーレントのメリットは3つあります。
1つ目は前述しました通り、費用負担を減らし
ハードルを下げることにより、入居者が見つかりやすくなることです。
2つ目のメリットは、家賃を下げなくてよいため
ほかの入居者とのトラブルを回避できることでしょう。
空室対策として家賃を下げた場合、すでに入居している住人から同様に家賃を下げてほしいと
クレームがでる可能性もありますが、フリーレントはその心配がありません。
3つ目は、短期間で退去した場合にはフリーレントが無効になる
条件をつけることにより、短期退去のリスクを減らせることです。
長期間の入居が見込めるようになるのも、フリーレントが
空室対策に有効と言われる理由でしょう。
一方、フリーレントには2つのデメリットもあります。
1つ目のデメリットは、フリーレントを多用すると、
収益悪化の可能性があることです。
またフリーレントの短期退去の制限期間を2年とした場合、2年ごとに退去が繰り返されて
しまうと、結果的にその部屋の家賃を下げたのと同じになってしまう可能性もあります。
2つ目は、短期退去した場合のペナルティについての説明が不十分だと、
退去時にトラブルに発展するリスクがあることです。
この問題は条件などについて契約書にきちんと記載し、
十分な説明を行ったうえで契約をすると、回避することが可能でしょう。
まとめ
空室対策に効果的なフリーレントとはどんなシステムなのか、
メリットデメリットもあわせてご紹介しました (^^)
所有している賃貸物件の空室にお悩みでしたら、
信頼できる不動産会社にご相談することをおすすめします。