近年の日本では、大きな地震や大雨などによって、甚大な被害を受けており、防災意識が高まっている方も多いでしょう。
最近は、防災設備が整ったマンションも増えていますが、自分の身を守るために、個人の備えや対策が必要です。
そこで今回は、マンションで災害に備えることの重要性や防災対策、防災設備が備わっているマンションについて解説します。
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過去に発生した災害からマンションでの防災意識を高める
地震大国といわれる日本は、古くから建物の地震対策に取り組んできました。
法律で建物の耐震基準が定められており、過去に大地震が起きるたびに耐震基準を見直し強化してきたのです。
2011年に発生した「東日本大震災」では、津波による甚大な被害を受け、広域にわたって震度6弱以上の揺れが観測されました。
これにより、さらに大きな地震に備えて、防災意識を持つ方が増えています。
マンションは地震に強いのか
東日本大震災では、被害を受けた家屋も多かったなか、倒壊したマンションはなかったという記録が残っています。
ほかの地域で地震が発生したときも、マンションが全壊したという過去の事例は、あまりありません。
つまり、マンションは一般的な一戸建て住宅より強固であるといえるのです。
マンション特有のリスク
マンションでは、建物の損傷はそれほどひどくなくても、マンションだからこそ注意すべき災害リスクがあります。
それは、ライフラインの停止です。
電気・ガス・水道といったライフラインが使えなくなれば、マンションに限らず一戸建て住宅であっても、生活しにくくなります。
しかし、とくにマンションで電気が止まった場合、一戸建てにはないデメリットが生じます。
その代表的な例として挙げられるのは、「エレベーターが使えない」ということです。
マンションの高層階に住んでいる場合、避難の際や、食料品の補充などの外出に、長い階段を移動しなければなりません。
また、マンションは一戸建てより高さがあり揺れが大きいため、家具などが転倒しやすい点もデメリットの1つです。
大きな揺れで出口が塞がり、避難することができなかったというケースも実際にあります。
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マンションに住むなら知っておくべき防災対策
マンションは高さがあることから揺れが大きくなりやすい点や、エレベーターが使えなくなる恐れがあることなど、マンション特有のリスクがあることを前章で解説しました。
そのような事態に備え、個人的に対策しておくと、いざというときに身を守り、慌てずに行動できます。
そこで次に、マンションに住む場合に、事前におこなえる防災対策について解説します。
マンションへの引っ越しを機に、以下のようなことを実践して災害に備えましょう。
家財道具を固定する
建物に被害がなくても、大きな揺れによって室内の家具や家電製品などが転倒して下敷きになったり、窓ガラスが割れて大けがしたりする恐れがあります。
そのような危険を防ぐために、家財道具には固定金具などを設置し、転倒しないような対策をしましょう。
万が一転倒した場合に避難経路を塞がないように、入口付近に大きな家具を設置するのは禁物です。
就寝中に地震が発生した場合に備え、倒れる恐れがある家具の近くにベッドを置いたり布団を敷いたりしないことも、対策の1つです。
また、窓や食器棚の扉などのガラスに飛散防止フィルムを貼っておくと、地震の揺れでガラスが割れても破片が飛び散りません。
食料と飲料を備蓄しておく
先述したように、マンションの場合、地震でライフラインが止まり、エレベーターが使えなくなる可能性があります。
倒壊の恐れがなく、そのままマンションの部屋で生活できる場合でも、食料や水を買いに何度も階段を使って外出するのは、負担が大きいです。
また、道路の状況によっては、物流もストップする可能性があります。
物流がストップすると、食料などの確保は困難です。
したがって、在宅避難用に、3日分、できれば7日分の食料と水を備蓄しておくようにしましょう。
食料は、レトルト食品やインスタントラーメン、缶詰といった日持ちするものを備えておくのがおすすめです。
小さいお子さんがいるご家庭は、日持ちするお菓子なども備蓄しておくと良いでしょう。
そして、食料や水は定期的に使い、使ったら買い足す習慣にすると、備蓄を維持できます。
防災グッズを備えておく
マンションから非難しなければならない状況になる可能性もあります。
その場合は、避難所や車などで避難生活を送ることになるかもしれません。
そういった事態に備え、防災グッズを準備しておくようにしましょう。
防災グッズはリュックサックなどに入れ、家族それぞれが持って避難できるように、家族の人数分用意する必要があります。
防災グッズとして準備しておくと良いものとして、以下のようなものが挙げられます。
●水・非常食
●懐中電灯・ラジオ
●ラジオ
●救急セット
●簡易トイレ
●ヘルメット・軍手
そのほか、毛布や雨具、ゴミ袋、タオルなど、避難生活で必要なものをリストアップして準備しましょう。
最近は、防災グッズをひとまとめにしたバッグが販売されています。
まずは、一般的な防災バッグを購入し、家族の状況に合わせて必要なものを追加する方法がおすすめです。
国や自治体などのホームページの防災関連について記載されたページに、避難時の備えとして準備しておくものが掲載されているため、ご参考になさってください。
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防災設備が整ったマンションがおすすめ
最近は、防災設備が整ったマンションも増えているため、住み替えの際に、そのようなマンションを選択すると、より安心です。
そこで最後に、マンションの防災設備について解説します。
マンションの防災設備としては、以下のようなものが挙げられます。
発電機
災害時や電力供給が止まったときに備えて、非常用の自家発電機を備えているマンションがあります。
発電機が作動することで、エレベーターや給水ポンプなどに電力が送られ、ライフラインを確保できます。
ただし、使用しない期間が長いと、いざというときに作動しない恐れがあるため、定期点検が必要です。
また、電力が供給されるのは、共用部分が中心であることも頭に入れておきましょう。
災害用井戸
災害時に必要な水を確保するための井戸が、敷地内に掘られているマンションもあります。
災害用井戸は、マンションの住人に水を提供することを目的としていますが、非常時には近隣の住民も使用できるように、行政と連携して設置するケースもあります。
非常用エレベーター
通常使用するエレベーターは、火災や地震が発生すると、自動的に避難階や最寄りの階に停止するようになっており、避難には使用できません。
そこで、一定の高さがある高層マンションには、非常用エレベーターの設置が義務付けられています。
ただし、災害時に利用できるのは消防隊員のみで、住人の避難を想定して設置されたものではないことがほとんどです。
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まとめ
マンションは、一戸建て住宅より構造が強固であるため、地震が発生した場合に全壊するようなケースはあまりありません。
しかし、高層階になればなるほど揺れが大きく、室内の家具が転倒したり窓ガラスが割れたりする危険が大きいことから、個人で防災意識を持って対策することが大切です。
また、防災設備が整ったマンションも増えているため、どのような設備が整っているのか、定期点検はおこなわれているかなどを確認して、物件を選ぶ際の参考にすることをおすすめします。
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