代表 土屋 貴紘
賃貸空間プロデューサー・空間クリエイター
大学を卒業後2004年4月に軽井沢商事 有限会社に入社し、不動産管理会社としてのスキルを積む。2016年軽井沢商事を株式会社へ組織変更を行うと同時に、代表取締役へ就任。リノベーションプロジェクトなど新しいアイデアで軽井沢の賃貸管理シェア50%という圧倒的No.1の地位を獲得している。中軽井沢の花火大会開催や、地域貢献を目的としたクラウドファンディングを行うなど、地元軽井沢を盛り上げる活動も続けている。
僕が大切にしていること
軽井沢商事の代表になったのは2016年でした。
最初は「何部屋契約を決めたか?」と数字を追い求めるパワー営業を押し進めていました。
しかし時代が進み、大家さんと入居者さんの力関係が変化してきました。ひと頃までは大家さんの方に強い発言力がありましたが、今では入居者さんをしっかりと守られるような法律に変わってきたんです。日本全体の流れはここ20年のお話で、軽井沢は10年ほど前から変化を感じてます。
そうなってくるといままで通りに行かないことが多く、苦情やトラブルが増えたな、と感じるようになってしまったんです。(10年ほど前のお話です。)
そこで僕らは「大切にすること」の定義を見つめ直しました。
「賃貸オーナーさん(大家さん)」「軽井沢商事」「入居者さん」の3者が気持ちの良い状態でいること。そして、賃貸オーナーサイドに寄り過ぎず、入居者さんにも安心してもらえる対応、こころ配り。
これを大切にできるように意識を変えていったんです。
(契約書類の改善も大きかったのですが、これについてはまた詳しくお話しますね。)
そうやってそれぞれが一番気持ちの良い状態でいられるよう気をつけていたら、入居者さんの雰囲気が変わってきたんです。
例えば家の設備に不具合が起きたとします。
今までは「壊れてる!なんとかしろ!」と怒鳴りこまれることもありましたが、3者が気持ちの良い状態を保つため、入居者さんとの信頼関係をしっかり作っている今は「困っているのでたすけてください」と言ってもらえます。
家の設備の不具合など、使用している以上避けては通れない日々のお困りごとにも、必ず真摯に応じると最初にお約束し、信頼していただいているからこそ
「土屋ならなんとかしてくれる」
と言っていただけるようになりました。
大家さんとの関係も同じなんです。
みんなが気持ちの良い方法を模索すると約束して、尽力することで日々の信頼を積み重ねてゆく。
結果、現在の軽井沢商事はトラブルが少ないだけでなく、入居率が96~99%と高い数字を保っています。今では空き室で困る事が激減しました。
数字を追わなくなったことで、結果的に数字がついてくるようになったんです。
時代の変化に合わせて進化する
でも「よし、数字がついてきたからこれを維持しよう」
とは考えていません。
なぜなら、まだまだ賃貸オーナーさん、入居者さんが気持ちよくなれるためにできることは沢山あるからです。
「軽井沢商事」だからできることを考えて動いていく。
デジタル化を取り入れていくのもその1つです。
今軽井沢商事で進めているのは「オンライン内見」「WEB上で入居申込~審査まで完結できる仕組み」「360°映像をお客さんと一緒に見ながら案内ができる」
などデジタルと人が交わることで、来店しなくても正確にお部屋を知ってもらえるよう体制を整えています。
契約時に必要な「重要事項説明」もオンライン(Zoomなど)で、できるようになりました。
退居後の修繕箇所を協力会社へ的確に伝える工夫もしています。物件ごとに進行管理もでき、伝えたいことを正確に届けられるようになりました。
不動産管理が「丁寧でシンプル」であること。
それを叶えるためのツールとして、デジタル化は欠かせない要素です。今後は決済もオンラインでできるよう進化は続くでしょう。
こうして進化を続けるのも「賃貸オーナーさん」「軽井沢商事」「入居者さん」の3者が気持ちの良い状態でいることをめざしているからです。
誰か1人が幸せになる社会はもういりません。関わる人たちみんなが気持ちの良い状態でいてもらえるよう軽井沢商事は歩み続けたいと思っています。
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