シングルマザーの家探しのコツ！間取りの考え方や物件選びのポイントを解説

シングルマザーが数ある賃貸物件のなかから、自分に合った家を選ぶための重要な要素が間取りです。
間取りは子どもの人数によって選ぶことがコツですが、間取り以外にも、快適に暮らせる家探しにはポイントがあります。
今回は、シングルマザーにおすすめの間取りをはじめ、賃貸物件を選ぶポイントや注意点について解説します。

シングルマザーが暮らしやすい！家のおすすめ間取り

賃貸物件を探すときに、予算は重要な条件となりますが、子どもと快適に暮らすためには、間取りも外すことができない大切な要素といえます。
シングルマザーが長く快適に暮らす家を選ぶには、子どもの人数と成長を見据えて検討することがコツです。

子どもが1人のケース

シングルマザーが家の間取りを考えるとき、「子どもの人数＋LDK」に当てはめると、賃貸物件を検討しやすくなるでしょう。
子どもが1人のケースであれば、1人＋LDKとして、「1LDK」の賃貸物件が、適した間取りといえそうです。
一般的な賃貸物件の場合、1LDKであれば、5畳から6帖の居室が1つと、リビングダイニングキッチンで構成されていることが多いです。
比較的シンプルな間取りの家といえますが、子どもの成長にあわせてフレキシブルな使い方ができます。
たとえば、リビングダイニングを親子の生活空間とし、子どもが小さいときには、居室を親子の寝室にします。
子どもが成長したときには、居室を子ども部屋に変えることも可能です。
また、LDK部分と居室を区切る部分が引き戸になっている賃貸物件であれば、開放することにより、広々とした1つの大空間にして暮らすこともできます。

子どもが2人のケース

子どもが2人の場合は、2人＋LDKで、2LDKがおすすめの間取りです。
8畳から10畳以上のLDKと、5畳から6畳くらいの居室が2部屋で構成されている賃貸物件が、多く見られます。
2LDKの間取りであれば、居室の1つをシングルマザーの専用空間として使い、残りの1部屋を2人兄弟で使うといったこともできます。
子どもが小さいうちは2人兄弟とシングルマザーで1LDKに暮らすことも可能ですが、小学生以上になってくると手狭になりがちです。
成長にあわせて、集中して勉強できる部屋や寝室を分けることなどができる、2LDKを検討するのも良いでしょう。

子どもが3人以上のケース

3人以上の子どもとシングルマザーで暮らす家の間取りは、3LDKが理想的といえます。
3人兄弟の一番上の子どもは、小学校高学年や中学生になっているケースも多いですが、3LDK ならすぐに独立した子ども部屋を与えてあげることも可能です。
しかし、賃貸物件は広い間取りになれば、家賃も高くなります。
家賃を抑えながら、部屋数のある家を探したい場合も、間取り選びにコツがあります。
そのような場合には、2LDKのなかでも広めの物件を探すか、もしくはDKタイプの賃貸物件を選択すると良いでしょう。
LDKタイプの物件に比べると、居室はやや狭くなる傾向ですが、コストパフォーマンスが良く、部屋数を確保するにはDKタイプの賃貸物件は賢い選択です。

▼この記事も読まれています
賃貸物件の内見を上手におこなう方法とは？

シングルマザーが家を選ぶポイント

子どもの成長を考慮した間取りのほかにも、親子が快適に暮らせる家選びのポイントがあります。
ここでは、シングルマザーにとって暮らしやすい賃貸物件のポイントについて解説します。

ポイント①収納の数

賃貸物件の間取りを検討するのと同時に、チェックしたいポイントは十分な収納の数が設けられているかです。
同じ間取りで物件を比較検討していた場合、収納が確保されている家であるかによって、部屋のゆとりや使い勝手も変わってきます。
たとえば、収納がない家の場合には、居室にも収納棚などを配置することが必要になりやすいです。
子どもの荷物などが多ければ、その分、生活空間を圧迫することが考えられます。
一方、十分な数の収納がある家ならば、居室が同じ広さでも、生活空間が収納棚などで圧迫される可能性が低くなります。
また、子どもが小さければ、成長にともなって所有する荷物の種類や量も変わってくることもポイントです。
親子の荷物の量をイメージしながら、必要な収納スペースが確保できる家を選ぶことが大切といえます。

ポイント②子育て家族の多い物件

シングルマザーが家を検討する際、子育て世帯が多く入居する賃貸物件を選ぶこともおすすめです。
集合住宅である賃貸物件で、子ども足音や元気な声が、騒音トラブルの原因にならないかが、気になるケースもあるかもしれません。
しかし、同じ子育て中の家族が多い物件なら、お互いさまの気持ちが働きやすいと考えられます。
日ごろからのコミュニケーションやマナーを守っておくこともポイントになりますが、子育てファミリーが周囲に多いと、子育てもしやすい住環境である可能性があります。

ポイント③ママの負担を軽減しやすいか

つい、子どもや子育てを優先して考えてしまいがちですが、親子が快適に暮らすための家探しでは、ママの負担を軽くする観点をもって物件探しすることも大切です。
通勤や保育園への送り迎え、買い物や炊事など、毎日おこなう用事をスムーズに進めやすい環境を選ぶことがポイントです。
学校や保育園、通勤に使う駅が近くあるか、買い物しやすいスーパーが身近にそろっているかなどをチェックすると良いでしょう。

▼この記事も読まれています
賃貸借契約の保証人はどうする？条件や保証人がいないときの対策をご紹介

シングルマザーの家選びの注意点

子どもの人数に応じた間取りや、ママにとっても生活しやすい環境など、シングルマザーが快適に暮らしやすい賃貸物件にはいくつかのポイントがあります。
あわせて、失敗しない賃貸物件選びのために、知っておきたい注意点も解説します。

子どもの成長

シングルマザーが賃貸物件の間取りを選ぶ際、子どもの成長を視野にいれて検討することが注意点です。
子どもが小さいと、1DKの家でも、問題なく暮らせる場合も少なくありません。
しかし、成長とともに手狭になる可能性があることは、注意点の一つです。
成長に伴って、子ども自身の部屋が必要になるほか、部活動や勉強のために、荷物が増えることも予想されます。
シングルマザーが、子どもが成長してからも暮らしやすい間取りとしては、DKタイプの家が挙げられます。
最初の引っ越しで、部屋数の多いDKタイプなどの賃貸物件を選択するのもひとつの手ですが、難しい場合もあるでしょう。
その場合は、成長してから引っ越すなど、先を見据えてプランを考えておくことが、将来の暮らしに役立ちます。

ゆとりのある家は家賃があがる傾向

家族のことを考えて間取りを検討する際、できれば、広さにゆとりのある家を選びたいところです。
しかし、部屋の広さによって、家賃が上がる可能性に注意が必要です。
子どもが複数人いる場合、全員に1部屋ずつ子ども部屋を用意するなどの希望があるときには、広い賃貸物件が必要になります。
一方で、家賃が上がれば、家計の負担も大きくなることは注意点であるため、間取りを決めるときにはバランスを考慮することがポイントです。
DKタイプの家は、築年数を経た物件が多いものの、家賃がLDKタイプよりも安いことが一般的です。
子どものために個室を確保したいときや、居室の数を増やしたいときは、DKタイプを検討するのも良い選択肢といえます。

避けたほうが良い仕様

失敗しない家探しのための注意点として、シングルマザーにはあまり適していないといわれる条件があります。
部屋のなかに階段がある、メゾネットタイプの賃貸物件です。
子どもが大きいとリスクも軽減されますが、小さいときは階段がケガや落下のリスクが注意点となるため、安全面で気を付けることが必要です。

▼この記事も読まれています
賃貸物件の契約期間とは？更新や途中解約の注意点をご紹介

まとめ

シングルマザーが、親子で長く暮らしやすい賃貸物件の家を選ぶときには、間取りが重要なポイントです。
基本的には、子どもの人数＋LDKの間取りが理想的ですが、家賃とのバランスをとることも大切です。
子どもの人数が多く、居室を確保したいときいには、家賃を抑えやすいDKタイプを視野に入れるのも良いでしょう。