賃貸物件への入居を検討する際、部屋選びで失敗して後悔したくないですよね。
部屋選びのコツは、ご自身が重視したいポイントに優先順位をつけることと、実際に賃貸物件に入居した方の失敗例を参考にすることです。
そこで今回は、「立地」「間取り」「設備」の3つのポイントに関する失敗例をご紹介しながら、後悔しない部屋選びのコツについて解説します。
お部屋探しをしている方は、ぜひご参考になさってください。
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賃貸物件の部屋選びで参考にしたい「立地」に関する失敗例
賃貸物件の部屋選びをするうえで重視したいポイントとして、多くの方が「立地」を挙げます。
ところが、立地に注目して部屋選びをしたのに、立地に関する失敗例が少なくありません。
それはなぜなのか、事例を挙げて解説します。
思ったより駅から時間がかかる
賃貸物件の立地を考える際、物件の詳細に記載されている「駅から徒歩何分」という情報を参考にするのが一般的です。
駅からの距離は、「80m/分」で計算して表記するというルールがあります。
たとえば、駅から400m離れたところにある賃貸物件までは、徒歩5分で到着する計算になります。
しかし、これはあくまで駅の入口から物件の入口までの距離を目安にした概算です。
駅のホームから入口まで、また物件の入口から部屋までにかかる時間は考慮していないため、記載されていた所要時間より多くかかることを想定しておく必要があります。
また、歩く方によっても異なるため、このような失敗をしないためには、実際に歩いて確認することが大切です。
騒音が気になる
駅周辺には、買い物ができる施設や飲食店などが集まっていることが多く、夜遅くまで人の往来があるため、騒がしいと感じる方も少なくありません。
また、線路や幹線道路に近いエリアは、電車や車が走る音が響くため、騒音に悩まされるケースもあります。
そのようなエリアは、二重窓などの防音対策がしてあるかどうかを部屋選びの際に確認しておく必要があります。
さらに、昼と夜の2回に時間帯を分けて現地に行ってみると、時間帯ごとの騒音や雰囲気を確認できるため安心です。
買い物が不便
実際に住んでみたら、生活が不便だったという失敗例もあります。
たとえば、スーパーマーケットやドラッグストアが近くにない場合、日常的な買い物がしにくくなります。
また、ファミリー層のなかには学校が遠かったという失敗例も少なくありません。
小学校や中学校は、駅から離れた郊外にあるケースが多く、子どもの通学に負担がかかったことを後悔される方もいます。
このように、立地は生活のしやすさに大きな影響を与えます。
後悔しないために実際に駅から歩いてみることや、買い物ができる施設や子どもの学校からの距離も確認しておくことが大切です。
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賃貸物件の部屋選びで参考にしたい「間取り」に関する失敗例
賃貸物件の「間取り」に関して、入居後に後悔したという声も多く聞きます。
間取りについては、部屋選びの際の物件情報に掲載されている間取り図を確認し、家族構成やライフスタイルに合わせて選ぶのが一般的です。
しかし、実際に生活すると失敗したと感じるケースも少なくありません。
どのようなことで後悔する方が多いのか、失敗例を見ていきましょう。
家具の配置がしづらい
窓やドアの位置によって家具が置きづらい場合があります。
クローゼットの扉を開ける際に家具に当たったり、入口が狭くて大型の家具が入らなかったりなど、思いどおりの家具を配置できないことがよくあるのです。
そのような失敗をしないために、内見時に室内の寸法を測ることはもちろん、ドアの開口部の大きさや開く方向を確認しておくことが大切です。
収納スペースが使いづらい
収納スペースが思ったより狭かったという失敗例もよくあります。
趣味で使うものや洋服などが多い方は収納したいものを一度整理し、どれくらいの量があるのかをご自身で把握したうえで、スペースを確認することが大切です。
逆に、収納スペースが広すぎて使いにくいという失敗例もあります。
たとえば、ウォークインクローゼットの奥行きが広く、出入り口の幅が狭いため出し入れしにくいケースや、クローゼットが広い分居室が狭い物件です。
収納スペースが使いにくいと部屋に物を置くようになり、生活空間が狭くなります。
したがって、快適な生活を送るうえで、収納スペースの広さや使い勝手は部屋選びの大切なポイントなのです。
日当たりが悪い
日当たりが悪いことに後悔される方も少なくありません。
日当たりが悪いと、室内が暗い雰囲気になるだけでなく、湿気によってカビが発生したり、洗濯物が乾かなかったりといったデメリットが多く生じます。
このような失敗例は、日当たりの良さを確認しなかったことが原因です。
夜や天気の悪い日を避け、日中の明るい時間に内見して、日当たりや部屋の明るさを確認しましょう。
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賃貸物件の部屋選びで参考にしたい「設備」に関する失敗例
部屋選びの際に、立地や間取りばかりに気を取られ、設備についてあまり確認せずに物件を決めてしまった方も多いです。
しかし、設備は毎日使うものであるため、使いにくいことにストレスを感じることも少なくありません。
そこで最後に、設備について後悔しがちな失敗事例をいくつかご紹介します。
コンセントの位置が悪い
コンセントの数が少なかったり、位置が悪かったりすると、家電製品を置く位置が限られ家事がしにくくなります。
また、コンセントが足りないと「タコ足配線」で使いたくなりますが、コンセントに負担がかかって危険です。
したがって、内見時にコンセントの数と位置を確認し、どのような家電製品を置けるのか、また配置の仕方も考えておくと入居後に困る可能性が低くなるでしょう。
キッチンの使い勝手が悪い
キッチンでよくある失敗例は、使い勝手が悪いことです。
コンロとシンクの間隔が狭く作業スペースが少ないことや、吊戸棚の高さが高すぎて届かないなど、実際に使ってみて後悔したというケースが少なくありません。
また、収納スペースがなく、ストック品を置く場所がないといった声もよく聞きます。
キッチンは、見た目がおしゃれなものに憧れがちですが、内見の際には、実際に調理するときのことをイメージしながら使い勝手を確認することが大切です。
インターネットが弱い
集合住宅の場合、インターネット回線を入居者が共有して使用するタイプのものも多いです。
その場合、同じ時間にインターネットを使用すると、回線に負担がかかり、動画が途中で途切れたり、リモート会議ができなくなったりといった支障が生じる場合があります。
物件情報に「Wi-Fi完備」と記載されている場合でも、どのような回線になっているのかを確認するようにしましょう。
セキュリティ設備が備わっていない
最近は、防犯カメラやモニター付きのインターホンを備えた賃貸物件が増えていますが、備わっていない物件もまだまだ多くあります。
とくに、女性の一人暮らしや小さい子どもがいるご家庭で、セキュリティ設備の整った物件にすれば良かったと後悔する方も多いです。
安心して生活できるよう、できればセキュリティ設備のある物件を選ぶことをおすすめします。
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まとめ
賃貸物件の部屋選びのコツは、実際に賃貸物件を借りた方の失敗例を参考にすることです。
立地や間取りについては、家族構成やライフスタイルに合わせて、暮らしやすい物件を選ぶことが大切です。
設備については、内見の際に生活をイメージしながら確認し、使い勝手の良さを確認することをおすすめします。
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