近年、日本ではアートの良さが再発見され、老若男女を問わず多くの方が美術館に足を運んでいます。
多くの芸術家から愛されてきた軽井沢にも人気の高い美術館が点在し、そのひとつが「軽井沢千住博美術館」です。
この記事では、軽井沢への移住をご検討中の方に向けて、軽井沢千住博美術館の楽しみ方をご紹介します。
ぜひ、移住後の生活のイメージにお役立てください。
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軽井沢千住博美術館の概要
軽井沢千住博美術館は、日本画家・千住博(せんじゅひろし)氏の作品を展示している美術館です。
軽井沢千住博美術館の楽しみ方をご紹介する前に、まずは美術館の概要を解説します。
軽井沢千住博美術館の特徴
軽井沢千住博美術館は、軽井沢の自然とアート、建築が融合する空間を作りたいという目的のもと、2011年に開館しました。
日本画家・千住博氏と建築家・西沢立衛(にしざわりゅうえ)氏の協力を得て、明るく開放的な空間に仕上がっています。
千住博氏は、日本古来の技術と抽象表現主義に根ざしたミニマルな表現を組み合わせた作品が特徴の日本画家です。
とくに有名なのは、滝や崖をモチーフとした作品群で、ダイナミックかつ静謐な美しさを味わえます。
西沢立衛氏は、「住むことの楽しさ」を大切にした住宅の設計が得意な建築家です。
建築家ユニット「SANAA」としても活動し、日本各地の美術館の設計なども手掛けています。
軽井沢千住博美術館を建築するにあたって、過剰な整地はおこなわれていません。
軽井沢の豊かな自然のなか、西沢氏の設計した明るくやわらかな雰囲気の建物を千住氏の日本画が彩り、自然とアートと建築の美しさが融合した空間を楽しめます。
展示室はゆったりとした一室空間となっており、起伏のある床と総ガラス張りの吹き抜けが特徴です。
軽井沢千住博美術館の施設
軽井沢千住博美術館には、メインとなる美術館のほか、次のような施設があります。
●ギャラリー
●カフェ・ショップ棟(ベーカリー・カフェ、ミュージアムショップ)
●カラーリーフガーデン
美術館のそばにギャラリーやカフェ・ショップ棟が並び、それらを取り囲むようにカラーリーフガーデンが設けられています。
カフェ・ショップ棟を設計したのは、シンプルな考え方や素材の本質を大切にする安井秀夫アトリエです。
美術館とは、また趣の異なる直線的なデザインとなっています。
各施設の特徴や楽しみ方は、のちほどご紹介します。
●所在地:長野県北佐久郡軽井沢町長倉815
●営業時間:9時30分〜17時00分(入館は16時30分まで)
●定休日:火曜日(祝日とゴールデンウィーク、7月~9月は開館)、冬期休館(12月26日〜2月末日)
●アクセス方法:しなの鉄道線「中軽井沢駅」より徒歩28分、車で4分
●駐車場:あり
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軽井沢千住博美術館の楽しみ方
美術館の楽しみ方と聞くと、絵画を見てミュージアムショップで買い物をする姿を想像する方が少なくないのではないでしょうか。
軽井沢千住博美術館は自然と一体化した美術館であり、さまざまな施設も併設されているため、その日の気分に合わせた楽しみ方が可能です。
ここでは、カラーリーフガーデンを除く、各施設の楽しみ方をご紹介します。
美術館
美術館の入り口の扉を開けて最初に目に入るのは、千住博氏の代表作ともいえる滝を描いた絵画「ウォーターフォール」です。
館内は自然を生かした作りになっており、曲線を描く壁面ガラスが日光をたっぷりと採り入れます。
ゆったりとした一室空間が特徴ですが、「The Fall Room」と呼ばれる空間だけは周囲を壁で囲まれています。
「The Fall Room」は、第46回ヴェネツィア・ビエンナーレ名誉賞(最高賞)を受賞した作品「The Fall」を常設展示するための空間です。
作品をライトアップしたり、映像を流したりと、時期ごとに趣向をこらした展示がおこなわれています。
企画展も見どころのひとつであり、2024年3月1日~12月25日は「チキュウ・ウチュウノキセキ」を開催中です。
地球や宇宙の奇跡ともいうべき一瞬を表現した、千住博の作品を40数点展示しています。
ギャラリー
駐車場横の小道の先にあるギャラリーでは、さまざまなイベントや映像作品の上映などを実施しています。
美術館内の作品とあわせて鑑賞すると、より深く楽しめることでしょう。
カフェ・ショップ棟
カフェ・ショップ棟には、ベーカリー・カフェ、ミュージアムショップがあります。
ベーカリー・カフェで味わえるのは、軽井沢の老舗ベーカリー「ブランジェ浅野屋」のパンです。
ブランジェ浅野屋は、1933年の創業以来、「基本に忠実である事」「手作りの味わいを大切にする事」「お客様に安心と安全をお届けする事」をモットーに、本格的なヨーロッパスタイルのパンを提供しています。
ミュージアムショップでは、千住博氏の作品の図録や複製画などのほか、スタッフが一生懸命探した雑貨類も販売されています。
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軽井沢千住博美術館「カラーリーフガーデン」の楽しみ方
ここまでは、室内施設をご紹介しましたが、屋外にあるカラーリーフガーデンも見逃せません。
美術館をぐるりと囲むように150種類以上の植物が植えられ、四季折々の草花を楽しめます。
広さは約3,500㎡と国内最大級で、アート鑑賞後の散策もおすすめです。
ガーデニングに興味のある方は、庭のレイアウトの参考にもなるでしょう。
美術館に4か所設けられている総ガラス張りの吹き抜け内でも植物が育てられており、屋内外の自然が融合した美しさも見ものです。
カラーリーフガーデンの見ごろ
150種類以上の植物が植えられているカラーリーフガーデンは、四季ごとにさまざまな植物が見ごろを迎えます。
全体的な見ごろは、5月中旬~10月上旬です。
さまざまな植物の見ごろが途切れることなく続き、この時期はいつ来ても自然の異なる表情を楽しめます。
季節ごとの見どころは、下記のとおりです。
5月中・下旬〜6月ごろ
さまざまな植物が芽吹き、生き生きとした姿を見せる時期です。
ホスタ、サンゴミズキなどの青々とした様子のほか、初夏の日差しを浴びる軽井沢の自然の美しさ、鳥のさえずりも楽しめます。
7月〜10月上旬ごろ
軽井沢の短い夏から秋にかけては、自然のダイナミックな変化を楽しめる時期です。
夏はアジサイやマルバダケブキ、ギボウシなどの個性的な花々が、秋は色づき始めた木々が、魅力的な姿を披露します。
10月中旬〜5月上旬ごろ
紅葉やウィンターガーデンを楽しめる時期です。
冬は植物が少ないのではと思われがちですが、深い雪に常緑樹の青々とした葉やシラカバの真っ白な幹が映え、この時期ならではの趣を味わえます。
軽井沢千住博美術館の公式ホームページでは、カラーリーフガーデンの様子や季節ごとの植物を掲載しています。
12月26日~2月末日の冬期休館中もスタッフが植物の手入れをおこなっており、その様子を写真で閲覧可能です。
訪問前にカラーリーフガーデンの状況を確認したい方や、冬期休館中のカラーリーフガーデンの様子を知りたいは、公式ホームページの「お知らせページ」をチェックすると良いでしょう。
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まとめ
軽井沢千住博博物館は、軽井沢の自然とアート、建築の美しさが融合した美術館です。
美術館のほかにギャラリーやカフェ・ショップ棟、カラーリーフガーデンがあり、楽しみ方は多岐にわたります。
とくにカラーリーフガーデンは国内最大級の規模を誇り、訪れるたびに異なる自然の表情を楽しめるでしょう。
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