戸建てなど庭のある不動産を賃貸物件として運用する際、
オーナーは建物にくわえて庭もしっかり管理しないといけません。
植木の刈込や雑草の除去などをしっかりしていないと
賃貸経営にも影響するので、忘れずにご対応ください。
今回は、賃貸物件についている庭の管理の必要性や、
手入れの具体的な方法についてご紹介します ♪
賃貸物件の庭を管理する必要性とは
賃貸物件の庭には、定期的な手入れが必要な芝や植木などがよくあるうえ、
雑草もどうしても生えるので、こまめな管理が欠かせません。
管理していないと植木や雑草などが伸び放題となり、
空き家の敷地でよく見られる、ジャングルのような庭になりやすいです。
庭の状態が悪いと物件全体の景観が損なわれ、借り手が見つかりにくくなります。
また、手入れをしていない庭では害虫が繁殖したり、
草むらにヘビが潜んだりすることもあります。
これら害虫などは周囲の土地や家へと侵入することもあり、
近隣住民からクレームが出る恐れもあります。
さらに、庭が荒れていると誰も住んでいないと思われやすく、
建物に不審者が侵入するリスクもあるのです。
庭をしっかり管理していないと、このようにさまざまなリスクが生じ、
賃貸経営にも影響します。
建物と同じく庭も管理の必要性が高いので、定期的に手入れしてください。
賃貸物件の庭を管理する方法とは
庭に生えてくる雑草に対しては、手で抜いたり、鎌などで刈ったりするほか、
芝刈り機や草刈り機などを活用するのもおすすめです。
庭に植えている低木の刈込や剪定をおこなうなら、
専用のハサミを使うほか、園芸用のバリカンを使用するのも良いでしょう。
害虫の発生を防ぐ園芸用の消毒液なども市販されており、
敷地内の植物にスプレーしておくと毛虫などがあまりつきません。
このほか、背の高い植木が庭にある場合、定期的な剪定がやはり欠かせないほか、
その木そのものが不要なら伐採するのも良いでしょう。
背の高い植木の手入れには危険がともなう場合があるので、
必要に応じて専門業者に依頼してください。
草刈りや低木の刈込など、そのほかの手入れも引き受けている専門業者はおり、
すべての作業の委託も可能です。
なお、賃貸物件の庭を入居者の専用庭にする場合、
借主のいるあいだは借主が日ごろの管理をおこないます。
その旨を賃貸借契約書に明記したうえで、入居前によく説明しておくと良いでしょう。