賃貸物件に住んでいると、突然の入院や事故、失業などで
家賃を滞納してしまうことがあるかもしれません。
では賃貸物件で家賃を滞納すると、一体どのようなリスクがあるのでしょうか。
今回は賃貸物件に入居されている方に向けて、家賃滞納のリスクをご紹介します。
連帯保証人に連絡が行く?賃貸物件の家賃滞納リスクとは?
賃貸物件での家賃の滞納は契約違反にあたります。
「1ヶ月くらいは大丈夫」と思われるかもしれませんが、
1ヶ月以上遅れると連帯保証人に連絡が行くことになります。
連帯保証人とは借主が家賃を支払わなかったときに代わりに支払う役割を担っています。
親族や勤務先に連絡保証人をお願いしている場合、
迷惑がかかってしまいますし、信頼関係にもヒビが入るでしょう。
連帯保証人なしの物件で家賃保証会社に加入している場合は、
代わりに支払ってもらうことで今後ブラックリストに乗ってしまう可能性もあります。
また家賃支払いが期日から遅れると契約不履行になるので、遅延損害金も発生します。
遅延損害金の利率や額などは契約書に記載されており、遅れた日数を元に計算されます。
このように賃貸物件の家賃滞納は1ヶ月でもリスクがあります。
家賃の支払いが間に合わない事態が発生しそうであれば、
親族に援助を求めるなど延滞を最小限に抑えるために動き出しましょう。
一度でも滞納すると信頼が失われる可能性もあるので、
大家さんや管理会社に連絡を入れることも忘れないようにしましょう。
強制退去を求められる?賃貸物件の家賃滞納リスクとは?
それでは家賃滞納で強制退去が求められるのはどんなケースなのでしょうか。
目安として滞納して3ヶ月が経過すると、
なんらかの法的措置が取られる可能性が高いです。
最悪の場合は裁判所への申し立てが行われ、強制退去を求められます。
強制退去が執行されるといきなり住む場所を失うだけでなく、
法律の専門家への相談などの費用も発生します。
なおこのような強制退去になるのは、
度重なる家賃の督促の連絡を無視してしまったケースです。
大家さんからの連絡を無視しないことはもちろん、家賃を払えない事情を
早めに大家さんなどと話し、家賃を支払う意思があることを示しましょう。
分割支払いなどの交渉に応じてくれることもありますので、
なるべく早いうちに相談してみるのがおすすめです。