近年若い世代の間で、ベッドルームの多い集合住宅の部屋や
一軒家を複数で借りる「ルームシェア」が人気です。
ルームシェアにはどんなメリット、そしてデメリットがあるのでしょうか?
今回は若い世代に人気のルームシェアについて、トラブル防止のアイデアも含めてご紹介します。
ルームシェアのメリットとデメリット①節約以外にもメリットはたくさん!
ルームシェアをする大きなメリットは、なんといっても家賃や生活費を低くおさえられることでしょう。
たとえば1人では借りられない家賃が18万円ほどの3LDKでも、
ルームシェアで3人で借りれば3分の1の6万円で住めます。
ワンルームの家賃相場が7〜8万円のことを考えると、
少ない家賃でより広い家に住めるのは、ルームシェアのメリットです。
また電気代や水道代などの光熱費は、1人で住んでも3人で住んでも
基本料金は変わらないため、3人で平等に負担すれば生活費をさらに節約できます。
料理や掃除も分担することで、家事の負担が軽くなるのもポイントです。
一人暮らしがさみしい、あるいは防犯面が心配な人にとっても、
同じ家に誰かがいるのは、大きな安心感があるでしょう。
ルームシェアのメリットとデメリット②トラブル防止のアイデア
一方ルームシェアにはデメリットもあります。
シェアメイトが全員同じような生活リズムで生活できるのならよいのですが、
夜勤があるなど昼夜が逆転する仕事をしているような人がいると少し困ったことになります。
シャワーを浴びたり洗濯機を回したりするのにお互い気を遣うことになりかねず、
大きなストレスを感じることになるかもしれません。
また掃除や片付けの価値観が違っても、問題になる可能性が高くなります。
几帳面できれい好きな人にとっては掃除が行き届いていないとイライラするし、
大雑把な人なら細かに指摘されるのはストレスです。
ルームシェアをするときには、問題が起こって互いにストレスを感じることがないように、
事前に細かなルール決めをしておくのがトラブル防止には欠かせません。
たとえば光熱費の負担については、家にいる時間が長い人と短い人の差額を
どうするのかなどを事前に決めておきましょう。
また掃除やゴミ捨ては当番を決めて必ず守ることや、お風呂や洗濯機の
使用禁止時間を決めておくなど、細かな設定をしておくのがおすすめです。
特に誰かがルームシェアから突然抜けると、残った人の家賃負担額が増えてしまうので、
抜けるときには2ヶ月前には報告するなどの「退去ルール」は必ず決めておくとよいでしょう。
1人では住めないような広い部屋に住めて、しかも家賃や生活費の節約ができることから
人気のルームシェアですが、シェアメイトとのトラブルも多く聞かれます。
トラブルの多くは、あらかじめ細かなルールを決めておくことで、未然に防げるものです。
ルームシェアを始めるときの、参考にしてみてくださいね!