多くの賃貸物件では、フローリングの床材が使われている洋室タイプと畳などを使った和室タイプで別れています。
賃貸物件の中でもフローリングのような洋室は、和室より人気があるとされていますが、実は和室も人気がないわけではありません。
「畳の香りが好き」「リラックスできる」など和室には和室ならではの人気の秘密があります。
今回は賃貸物件の和室のメリットなどについてご紹介します。
賃貸物件の洋室と比べた和室のメリットは?
和室とは一般的にフローリングのような床材ではなく、畳が使われた居室のことを指します。
また畳に合わせて壁が漆喰などの和素材で塗られている場合や、扉をふすまのような引き戸が使われているケースもあります。
賃貸物件を検討されている方の多くはフローリングなどの洋室を希望される方もいますが、あえて畳のような和室の物件を選ぶ方もいます。
そこで、洋室と比べた際の和室のメリットとはどのようなものがあるか見ていきましょう。
<日本の風土に合っている畳の素材>
畳は湿気を吸収し、断熱に優れている素材です。
梅雨時の湿気を防ぎ、冬場の寒さから部屋を守ります。
フローリングで過ごすと、冬場が寒くてスリッパが手放せないという方も多いのではないでしょうか。
和室の畳は、フローリングに比べ保温性にも優れているため一年中快適に過ごすことが可能なのです。
また、畳には音が響きにくいというメリットもあります。
少しでも生活音を抑えたい集合住宅では役に立ちますね。
<賃料が安い>
相場では洋室の物件に比べて、和室の物件のほうが1万円ほど賃料が安いとされています。
同じ立地でも和室であるだけで賃料が安いのであれば、洋室であることにこだわりがなければ、大きなメリットであると言えるでしょう。
<和室のデメリット>
もちろん和室にはデメリットもあります。
畳は湿気を吸収してくれるという特性もありますが、天然素材がゆえにカビやダニが発生しやすいというデメリットです。
家具などによっては柔らかい畳は傷や凹みがつきやすい点もフローリングと比べてマイナス要素となります。
また、畳の目(すき間)に落ちた食べこぼしや水分などで染みになりやすい点もあります。
そのような場合は水分を含ませた布で叩いて落とすこともできますが、サッと拭いて汚れを取ることができるフローリングよりは若干手間かもしれません。
賃貸物件の和室をDIYで洋室へチェンジすることも可能
立地や間取りは気に入ったけど、どうしても和室に抵抗がある…という方には、DIYで和室を洋室へチェンジすることも可能です。
今は、畳の部屋に敷くだけでフローリング仕様にできる「フローリングカーペット」がホームセンターなどで販売されています。
購入して敷くだけという簡単さも人気となっています。
部屋をもっと本格的なフローリングにしたい!
という方には、本格的なDIYとして「フローリングシート」を敷くことをおすすめします。
部屋の寸法に合わせてカットし、敷き詰めることで完全に畳を見えなくしてフローリングの様に見せるDIYです。
どちらも色や柄など多く取り揃えられているので予算や好みに合わせてDIYしてみるのも良いですね。
まとめ
どうしてもおしゃれなイメージの洋室と比べてしまいがちな和室ですが、日本古来の居室にはそれなりのメリットもあります。
和室しか条件にあった部屋がない…という場合でも、工夫次第で自分好みの部屋にチェンジすることも簡単にできます。
賃貸物件を検討されている方はぜひ参考にしてくださいね。
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