夏は涼しく避暑地としても人気の軽井沢。
しかしながら、軽井沢には「年間100日は霧の中」という言葉があります。
軽井沢の年間平均湿度は約80%。
夏場は90%を超えることもあります。
そのため軽井沢に住むためには湿気対策が必須です。
今回は、軽井沢における湿気対策や、地域による湿度の差をご紹介します。
軽井沢の除湿対策をするのなら除湿器が必須アイテム
湿度が高いと、家には様々なトラブルが発生します。
最大のトラブルはカビです。
いざ使おうと思ったときに、布団やベッド、衣類や靴にカビがついている!ということも。
ひどい場合は、カーペットや畳、カーテンや壁紙の裏までカビがびっしり生えているというケースもあり、対策が必要です。
部屋にカビが発生すると、咳やアレルギーなどの体調不良に繋がることも。
湿気対策として有効なのは、除湿器です。
軽井沢では除湿器の複数台持ちは当たり前。
タンクタイプだとすぐ一杯になってしまうので、排水をしてくれるホースタイプがおすすめです。
部屋は風通しをよくするために、できれば24時間365日換気をしておくとカビ予防をすることができますよ。
他にも、個室やクローゼット、押し入れなどはできるだけ扉を開けっ放しにすることがおすすめです。
扉を閉めると湿気がこもってしまうので、来客の時以外は開けておくとよいでしょう。
また、押し入れに直接布団を入れてしまうと、いざ使うときにカビだらけということも。
すのこを敷いて空気の通り道を作り、「水取りぞうさん」などの吸湿剤を置くようにしましょう。
ベッドに布団をかけっぱなしにしていてもカビがついてしまうことがあるので、不在時には布団を立てておいたり、頻繁に干したりすることも大切です。
軽井沢でも湿度対策が不要な場所が?地域ごとに差がある湿度
湿度が高いことで有名な軽井沢ですが、すべての地域で湿度が高いわけではありません。
軽井沢に湿気が発生するのは、下方で発生した上昇気流が唯氷峠を登っていき、急激な気圧の低下による断熱膨張で冷やされるためです。
そのため軽井沢の中でも、唯氷峠に近い東側の地域(旧軽井沢銀座、アウトレットなどの観光地があるエリア)は湿度が高く、西側の地域(追分エリア)に行くほど低くなる傾向があります。
軽井沢らしい霧の中の幻想的な空間を求めるのなら東側ですが、メンテナンスや洗濯物の乾きやすさなどを考えるなら西側がおすすめです。
まとめ
湿度の高い軽井沢ですが、そのおかげで美しい苔庭や朝露をみることができます。
しかし、湿度は家や家財の寿命を縮めます。
除湿器などの除湿対策をしっかりとして、湿気と上手に付き合っていきましょう。